スタートアップガイド
※当面の間、紙版(ペーパーバック版)を出す予定はありません。
本書は、2016 年に刊行された『Ruby on Rails 5.0 インストール手順書』の改訂版に当たります。記述の対象が、2017 年にリリースされた Ruby on Rails 5.1 になっています。
ターミナルの使い方、基本的なシェルコマンドの説明から始まり、Ruby および Ruby on Rails のインストール、Ruby プログラムの実行方法、Rails サーバーの起動と終了までが本書の範囲です。
これから Ruby on Rails の学習を始めようとしている初学者向けに、学習と開発の環境を整える方法をまとめた解説書です。RubyおよびRuby on Rails自体についてはほとんど説明していませんので、その点ご了承ください。
『Ruby on Rails 5.0 インストール手順書』との相違点をまとめると、次のようになります。
* 第2章「準備作業(macOS 編)」を設けた。
* データベース管理システム(PostgreSQL および MySQL)のセットアップ方法を解説した。
* Webpacker、React、Angular、Vue.js のセットアップ方法を解説した。
対象となるOSおよびソフトウェアのバージョンは以下のとおりです:
* macOS Sierra v10.12
* OS X v10.11 El Capitan
* OS X v10.10 Yosemite
* Ubuntu Desktop 16.04 LTS (64-bit)
Windowsは直接の対象となっていませんが、 VirtualBoxを利用してWindows上にUbuntuの仮想環境を構築すれば、本書を使って学習を進めることができます。ただし、VirtualBoxのインストール方法や使い方については本書では解説しません。OIAX BOOKSの『VirtualBox/Ubuntu スタートアップガイド』を参照してください。Kindle版とペーパーバック版があります。
本書は、『Ruby on Rails 5.0 インストール手順書』の増補改訂版にあたります。B5版で60ページ相当の内容が追加されています。第 1 章から第 15 章までについては、大きな変更点はありません。
【Rails のバージョンについて】
本書 Kindle 版のバージョン 1 の内容は、プレリリース版である Ruby on Rails 5.1.0.rc1 がもとになっています。Rails 5.1 が正式リリースされましたら、あまり時間をおかずに、本書の改訂版を出す予定です。